フロアスタンドタイプ(トールボーイ)のHiFiスピーカー。

ヤマハのもつ音響ソリューションを十二分に発揮し、
音質コンセプトである「TRUE SOUND」を体現し、オーディオルームだけでなく、リビングやダイニングで聴いても相応しい佇まい。企画としてはとても欲張りな企画だと思います。音質理由で見た目を損いたくないし、見た目理由で音質も損いたくない。ヤマハの音響哲学を体現してほしいし、楽器メーカーのオーディオとしての雰囲気もほしい。などなど。要求が増えるほど、それを叶えるのは難しいですが、あっちを立てて、こっちも立つ、みたいな奇跡的な解を見つけることができたと思います。不思議なもんで、試行錯誤していたのであんまし覚えてなくて、ただあるとき、全部繋がって、全部説明がつく瞬間を迎えました。というか、思ってたこと以外にも説明がついて興奮しました。

前提として、ヤマハのスピーカー設計の独自性や、
音の作り込み、その指針にも共感していました。自分のしたいことと会社が求めることが合致していたから、とても良い解を見つけられたのかもしれません。

機能的に見えて、詩的でもある。
静的でありながら、動的でもある。
今この瞬間で自分の理想とする製品デザインを果たせたと思います。
たぶん。