一時期、ポータブルスピーカーがとっても売れました。
ワイヤレススピーカーが大盛り上がりする前は、
有線接続のスピーカーが大人気でした。
電池を持たない「パッシブスピーカー」という製品が、
iPodやWalkmanと組み合わせて使うのに人気だったこともあるのですが、
みんながiPhoneで音楽を聴くようになると、
iPhoneのスピーカー以上の音量と音質が求められるようになりました。
そうしたら今度は電池とアンプ内蔵の
「アクティブスピーカー」が求められるようになりました。
そんな時期、まだBluetoothが全盛となるまでの端境期に作ったスピーカーです。
ご覧の通り、パカっと開くとステレオスピーカーになる優れものです。
ケーブルは本体形状に沿って収入できる優れものです。
丸い方は充電池式、四角い方は乾電池式の優れものです。

先代はスピーカーグリルがパンチングメタルでした。
丈夫だし、音響的に合理的なのは理解しつつ、
この製品のキャラに合ったデザインはこれじゃないな・・と思って、
樹脂成型によるドットパターン+不織布による表現を探りました。
確か色のバリエーションも、100案以上考えてベストな組み合わせを探りました。
パッケージも、シンプルにしたい気持ちと、色々言いたい気持ちのベストなバランスを探りました。
まあ、よく探りましたね。
いいものを作ろうとベストなポイントを探り続けた結果、
見つかりましたね、ドイツのデザイン賞に。あはは。
まあ、でも賞はどうでもよくて、
実際に購入の現場を目撃したり、
一緒に作ったメンバーが出張のお供にしてたりしたのが、
とっても嬉しかったです。
個人的にも、キレイなモノがつくれた実感はありました。
開発期間超短かったけど相変わらず。​​​​​​