そう言えば、自身のデザイナーとしてのキャリアを振り返ると、
そのかなり初期にアパレル製品に携わっていました。
それから、縫製品のデザインとは近しいところにいつつも、
なかなかその機会がないまま10年ほど経ちました。

という状況での久しぶりの縫製品のデザイン。
この場合、デザイナー=パタンナーではないので、
デザインの絵を仕上げながら、パタンナーさんたちの手を借りて具現化していきます。
関係性としてはカーデザイナーとモデラーに近いのかも。
まあ、そうやって、カタチにしていきました。

実作業としては、キャディバッグらしい形状を工業デザイン的に整えていく・・
というプロセスです。
たくさんの「線」をどう関係づけていくか・・がテーマでした。
その点では、普段とやってることは変わらないかもしれません。
綺麗に仕上がったと思います。

商品としては「軽さ」と「使い勝手」を重視しました。
そのため素材も新しいものを選びました。
また「スポーティ」「カジュアル」も大事なキーワードです。

カラバリは、色々とテーマを立てて展開しましたが、
結局、直接のターゲットユーザーでもある関係者の反応を見て決めました。
ちょっと明るいベージュは、
ある意味質実剛健なスタイリングに、かわいさと品を与えてくれています。
やや青みの鮮やかなグリーンは、
爽やかで活発で、且つ上品で、ゴルフにぴったしです。

ゴルフに出かけるとき、いつもより少しウキウキしてくれたらなーと思いながらつくり込みました。
届け。

(余談)
これをやってるときに、
インスタでゴルフ女子のみなさんを鬼検索していたので、
一時期リコメンドが女子ゴルファーばかりで、
ちょっと恥ずかしかったです、なんか。